2007年3月31日土曜日

ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとは英語で「普遍的な・すべての」と意味があります。
従ってユニバーサルデザインとは、一言で述べると「できる限りすべての人が利用できるよう配慮された製品や物のデザイン」です。

この概念は、アメリカの建築士であり工業デザイナーであった、故ロン・メイス博士によって提唱されました。
博士は、自ら障害を持ち車椅子利用者という立場から、バリアフリーデザインが障害者以外には魅力がなく、その現実を変えていくために「みんなのためデザイン」と考え方を提唱しました。これをユニバーサルデザインと名付け、ノースカロライナ州立大学にユニバーサルセンターを設立し、後にユニバーサルデザインの7原則を発表しました。

1:誰にでも公平に利用できること
2:使う上で自由度が高いこと
3:使い方が簡単ですぐわかること
4:必要な情報がすぐ理解できること
5:うっかりミスや危険につながらないこと
6:無理な姿勢をとることなく少ない力でも楽に使えること
7:アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
(注:すべてがどのデザインにも当てはまるとは限らない)


コクヨユニバーサルデザインを実現する5+1要件

1:製品として基本機能・性能が確保されている
2:あらゆる状況での安全が確保されている
3:表示・色彩・形状等に配慮する
4:単純・普遍的な操作性・インターフェイスを追及する
5:操作の可否や残量等の情報が判定できる仕組みの追及
+1:従来製品と比較しても遜色ない価格設定にする